思った事を胸に秘めず、口にするクセをつけるにはどうしたらいいのか考えてみる
会話の中で、相手をスマートに褒める事ができるようになりたいと最近感じます。
すべて思った事を口に出すのは簡単だけど、言葉を選んで口にする事は難しい
すべて思った事を気にせず口にする事は、相手の立場を考える必要性がありませんので簡単です。
子供は素直なので、なんでも思った事を口にします。しかし、それを許されるのは子供だからです。
大人が何も考えず、発言してしまうことにはリスクが付きまといます。
このリスクを知っていれば知っているほど、思った事を口にする事は控えるようになります。
リスクを知っていれば、そこに恐怖という感情が入り混じりますので思った事を口にするのはなるべく控えようとする気持ちになります。
拍車がかかると建前だけでコミュニケーションをとってしまうクセがついてしまうのです。
思いを口にするには、日々の観察が不可欠
言葉を選んで思ったことを口にするには、日々の観察が不可欠になってきます。もちろんこの作業を無意識に日常で行っている方であれば、思った事を適切な形で口にしているかもしれません。
しかし、大半の人は相手のいい所、わるい所を普段から口にすることはあまりありません。もし気の利いた言葉が自然に出てくるようになったらカッコいいですよね。
そういう言葉というのは自然に出てくるのが普通です。観察を日々していなければ自然とでてくることもないのです。
頭で考えたことをただ口にすることもできますが、勘のいい方にはすぐ気づかれてしまうでしょう。観察するうえで大切なことは、広い視野を持ち、常にアンテナを張っておくことです。自分をいつでもフラットな状態にしておきましょう。
気分を害さない褒め言葉は口に出しやすい
言葉選びには悩まされる部分ですが、その中でも褒め言葉に関しては受け入れられる可能性が高くなってきます。人間褒めれてうれしくないひとはいません。よっぽど的外れな褒め言葉ではない限り、口にしていい言葉と感じます。
ただ多用は厳禁です。あまりにも中身のない褒め言葉は逆に軽い印象を与えてしまう可能性があります。
一番のポイントはその方はどんな部分を褒められたいかの観察することにあります。それは日常的な会話に眠っています。その方はどんな悩みがあって、それをどう感じているのかを知ることにあります。
特例として、軽い人間として認められているならどんどん口にするのもひとつ
自分の特徴を理解していて、周りからも軽い人間で通っているのなら、その道に突き進むのもひとつの手になります。
適当なその言葉にひとつでも突き刺さるものがあればラッキーです。ギャップを演出できる可能性があるのです。
キャラクターが固まってしまうのは楽ですが、この方法は万人受けはしません。本人がブレてしまえば何もかもが中途半端で終わってしまうこともあります。
根っからの軽い人間でなければこの方法は務まらないので、普通に日々の観察をしっかり行い、言葉を選んで思った事を口にできるようになりましょう。
まずは、身の回りにいるひとを褒める習慣から身につけよう
思いは口にしなければ伝わりません。意思疎通していると思い込んでいるのは本人だけかもしれません。
この考えこそすれ違いや、勘違いにつながります。信頼している人ほどそのような傾向があります。一種の油断といっていいでしょう。
油断と同じような心理として、集団心理というものがあります。
家が火事になったとします。家の住人は留守。消防署は現地から5分くらいの距離にある。火事の噂を聞きつけた住人が一斉に集まります。
消防車はまだかと皆が口を揃えて言っています。ですが、消防車は10分、15分たっても現れません。
道が混んでて遅れているのかと考えるひともいます。なぜこないのか。
それは誰も消防車を呼んでないからなのです。
集団にいて消防署も近いとなると、誰か消防車を呼んだはずだと誰もが思います。そこにすれ違いが生まれるのです。
このような油断できそうな環境こそ、気を引き締める必要があるのです。
普段意思疎通が出来ていると油断した関係だからこそ、当たり前の事でも思いを伝える習慣を普段から身につけましょう。