真の漢になるブログ

~I'll be back man~

かつて練習を共にした後輩と久しぶりに会話し、記録が伸び悩んでる問題に対して気づいたこと

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会話していて気づいたことがあります。

 

小さな幸せに気づけない状態では、記録を伸ばす為に必要なきっかけすら掴めない

彼とは同じ競輪養成所で練習を共にした後輩なのですが、記録が伸び悩んでいることに関して何かきっかけを求めているようでした。
 
自然な会話の流れから、彼に今話題のポケモンGOの話題を振ってみました。しかしポケモンGOはやっていないようです。
 
マックで僕がトイレに行った隙に、ポケモンを捕まえてみたみたいでしたが、これのなにが面白いのかわからないという感想でした。
 
話していてもイマイチ反応に乏しいのです。彼にとって興味のある分野でのスクープを用意して話しても言葉では驚いているようでしたが、リアクションが以前に比べてすごく薄くなっています。
 
記録が出ないことの焦りや、日々師匠に対して気を使ったり、バイトも夜勤を選んでいるみたいでした。
 
その影響もあるとは思いますが、彼の様子を伺っていて、全体的になにかが抜けている印象を受けました。
 
彼は今、すごく視野が狭くなっている。視野を広くする事ができるバイトさえ、めんどうになっていて出勤を減らしているとのこと。
 
時給が高くて短期間で稼げるバイトを彼は求めていて、お金ばかりに目がいっている印象を受けました。僕にとって練習とバイトの両立はお金のためでもありましたが、一番重要性を感じていたのは社会とのギャップを縮める事でした。
 
競輪のプロの世界というのは、練習は師匠に委ねられます。師匠によって状況は変わりますがプロになるためには極端な話、異常な事をこなさなければ生き残る事はできません。
 
この生活習慣を続けていると、社会とのギャップは広がり続けます。これに気づいた僕はアルバイトを始めました。
 
その結果、異常な状態になっている自分を客観視してセーブできるようになりました。
 
小さな気づきでしたが、僕にとって社会との関わりを持つうえで、バランスをとるための生命線だったと思います。
 
 

小さな幸せとは何なのか

 一般的に養成所でしていた、掃除、靴を揃える、ゴミ出しなどの雑務を細かく指導されていたのは小さな事に気付けるという醍醐味があります。
 
先ほどもポケモンGOの話題に触れましたが、ポケモンGOポケモンをやってなかった人でも楽しめてより多くの方を魅了しています。
 
しかし、この楽しさを理解しようとする余裕が彼にはないのです。ポケモンGOで楽しみを見出す事が彼の最初の課題のような気もします。
 
別にポケモンGOでなくても構いません。一般的に利益にならないゲームにどれだけ価値を見出す事ができるかが、自分のきっかけを見出す事につながるポイントだと思っています。
 
なぜなら、練習も同じだからです。派手な練習ばかりにとらわれてしまう事には落とし穴があります。地味な練習こそ力を発揮するには必要である事に気づかなくてはいけません。
 
 

自分の強みを理解してない

強い人の真似をすれば、強くなると勘違いしているようでした。
 
なにかきっかけを掴めば記録は伸びると言っていましたが、それは間違いではありません。短期間でもきっかけさえ掴めば記録を伸ばすことは可能です。
 
しかしそのきっかけが何かわからない状況にある。漠然と練習していてもきっかけなど掴めっこない。具体的に何をして記録を伸ばすのかをしっかり考えてほしいと感じています。
 
まず、記録を出している人物というのは体格もよく体重もあってその強みを生かして記録を出している状況です。
 
彼は、体が小さく体重もそれほどありませんが記録を伸ばすには体重を増やすしかないと、視野が狭くなっていました。
 
彼の強みは初速がいい事です。継続して力を出し続けることが苦手のようでした。体重がないので同じやり方でやってもスピードに乗る事はできません。
 
体格の違う人物と同じやり方で闘うという方法は勧めませんでした。自分の苦手な土俵で、もがいている状況に過ぎないと思ったからです。
 
 

まず僕が彼にしてあげられる事

アドバイスは後回しにします。今の状況でアドバイスしても彼にとって利益になる事以外響かないからです。
 
その利益になる話も今の状態では、最大限生かす事はできないでしょう。
 
まずは彼の利益になる話はさけ、リラックスさせてあげたいと考えています。
 
彼の口から久しぶりにカラオケに行きたいと言っていました。カラオケで一緒に楽しんで、彼の心を解してあげるのが先決だと思ったので、今度行ってくる予定です。
 
まずは試験に向けてできる事は何か、具体的に考えてもらいたいので、今のところ言いたい事は我慢だと思っています。