ロックが好きな私が、プレイリストにK-POPが多い理由
K-POPが多い理由はプロ意識を学べたり、目の保養になるから。この結果に至った経緯を書いていこうと思う。
一番好きなジャンルはロック
私はもともと音楽に興味がありませんでした。皆が当時聴いていたJ-POPに馴染めなかったのです。きっかけはロックというジャンルを高校の友人に教わってからでした。私が一番好きなアーチストはレッチリ(RED HOT CHILI PEPPERS)です。
その友人というのがそれはもう手が付けられないくらい暴走機関車のようで、まさにレッチリのボーカル、アンソニーみたいな奴でした。その友人の幼馴染みがロックに詳しく、バンド活動をしてる奴で、そのふたりはまさに今のアンソニーとフリーのような関係。そんなふたりから教わったレッチリ。間違いないと思った瞬間でした。
ふたりとは高校の陸上部で一緒でした。私と次期部長とこのふたりの同級生ヨンケイリレーメンバーはいろんな意味で最強だったことを思い出します。その後ふたりは途中で辞めてしまい、一年間しかこのメンバーで走ることは叶いませんでした。
昔は偏っていた
私は学生時代、主に90年代オルタナティブロックを中心に聴き漁っていました。当時聴いているひとは周りにはあまりおらず、売れている音楽を聴いている方ばかりだったと思います。
私が通っていた大学は、体育大学でしたがポピュラーミュージックという授業がありました。主な授業内容はポピュラーミュージックの歴史だったと思います。皆の好きなジャンルはブルースや、ヒップホップ、パンク、J-POPなど様々だったことを思い出します。
単位取得の総まとめとして、自分の好きなアーチストの社会的貢献というテーマで課題が出されました。これは自分の好きなロックを広めるいい機会。
強烈でテーマにも合ったアーチストは『RAGE AGEINST THE MACHINE』しかないと思いました。曲は『BOMBTRACK』。
曲を流したあと、原稿を読むという流れです。 皆当たりさわりのない、さわやかな曲を流していましたので強烈なボムを投下してやりました。 しかし、曲の反応はいまいち。シャウトやキレッキレのラップが空を切ります。恐らく浮いていたことでしょう。 原稿を読むのが辛かったことを憶えております。
夜も寝ずにベストなアーチストや曲、原稿を用意したのに畑違いのジャンルの方には届かないのかと思ったうえに若干恥ずかしい思いを抱えたまま授業は幕を閉じました。
後日、当時付き合っていた彼女から聞いたのですが、ポピュラーミュージックの授業を取っていた方と友達だったらしく、「お前の彼氏、レイジ聴いてるんだな!」のようなニュアンスで彼女に伝えていたことを知った私は感動したものです。思いはちゃんと届いていました。
今、曲やアーチストを選ぶ基準はロックを感じるかどうか
今は何でも聴くようになりました。ジャンルに統一感はありませんが、むやみに手を付けているわけではありません。これは私の感性に頼ったものになってしまうのですが、ロックを感じるかというのがひとつの基準になります。
今まで聴いてきたロックが基礎となり、心動かされた記憶を元に判断し、いろんなジャンルを聞くようにしています。ロックを感じるジャンルはロックと限りません。ロックを感じやすいのがロックというジャンルなだけで中にはロックを感じないロックもあります。
私が感じるロックとは少し違うのですが、K-POPに、実は何か感じるものがあります。それはプロ意識です。私がプロ競輪選手を目指していたうえでおおいに参考にさせていただきました。ダンスの緻密さ、表情、にじみ出てくるオーラなど、諦めた今でも感じるものがあるのでプレイリストに多く入れています。